ジャンルのいのちのみじかさ
とある記事をお見かけした。某ジャンル撤退をするに至った経緯が書かれた記事だ(この記事におけるジャンル、というのは同人界隈で用いられるジャンルという括り方。同人では作品名がそのままジャンルということになる)。
私もそのジャンルに足を踏み入れ、ジャンル内に蔓延る諸問題に不快感を覚えてそこから撤退した。若い層が諸問題を見て見ぬふりして擁護していたのも理由の一つではある。
自分が達観しているとかそういうことは全く思っていないけれど、私は比較的年齢層が高め(成人済が多い)ジャンルにどっぷり浸かることが多い。たとえばゲームはソシャゲよりは通常のソフト(Vitaで出てるようなやつ)。一気にお金を出さなければいけないからか、若い層は近年あまりソフトを買っていない気がする。知らぬ間に敷居が高くなったソフト系ゲームのジャンルは、だいぶ20歳以上が多いような気がする。私の学校は学校の特性上オタクが多いが、私の周りで私がハマっているゲームをしているのは20を過ぎたある先生ただ一人。誰に聞いても「あっ、主人公がかっこいいよな!気にはなってるけど高いからな〜」と言われる。アニメやるので見てください。
とまあ、あまりソシャゲ界隈に足を踏み入れたことがない私がクラスメイトやTwitterをそれなりに観察して思ったのは、1ジャンルの命が随分と短くなったということだ。元より1クール毎に沼を変えて生きていくような人は一定数いたが、ここ何年かでグンと増えた印象を受ける。
ではなぜソシャゲが流行ったらジャンルの命が短くなるのか。私なりの意見を述べさせてもらう。
- ソシャゲ=終わりがない ので挫折する
- 激戦区なのですぐに人が入れ替わるし流れが早いのでいくつも並行するのも大変
- そもそもソシャゲを作っているのも我々と同じ人間なので永遠に同じクオリティのことを出来るわけではない
- 基本的にソシャゲはリリースしたら一気に人が集まるからすぐに燃やそうとする人が出てくる
- 無料で出来るからよっぽどな課金をしない限りはすぐ消せる
以上だ。どうだろうか。これは私が体感したものも含んでいる(特に一番上)。
まあリストアップしたところでだからどうしたでしかないとは思う。私も今だからどうしたと思っている。ただ本当にこの世界には盛者必衰がお似合いな言葉だなと思う。皮肉とかではなくて。
この先、シリーズになってでも10年、15年と続いていくソシャゲはあるのだろうか。